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第3回 建設技術展2022(C-Ⅹross2022)関東が開催
第3回「Construction Ⅹross2022 (C-Ⅹross2022)
建設技術展2022関東」(主催:日刊建設工業新聞社)が東京・東池袋のサンシャインシティ展示ホールで11月16日、17日に開催された。同展示会は国土交通省関東地方整備局の「建設技術フォーラム」と併催。現地開催とオンライン参加の両方式で実施された。150超の企業・団体が参画する出展ブースでは、最新の技術・新工法や導入事例などが紹介された。特設ステージでは、国交省、東京都、埼玉県、建設関係企業らの講演も行われた。
建設技術展関東のホームページはhttps://www.decn.co.jp/kengi2022/
オンライン展示会の会期は12月28日まで。
出展ブース
日立建機日本
「GNSSアンテナを接続したスマートフォンでの土量計測やクラウド上でのリアルタイムの共有が可能なスマートフォン活用計測ソリューション、モバイル端末を活用してダンプや建機の稼働状況や作業の進捗を確認できるソリューションリンケージモバイルをはじめとする施工現場のIoT化対応技術、ショベル等の安全運転を支援する衝突被害軽減アシストなどを出展。
日鉄建材(日本製鉄グループ)
日本製鉄グループによる出展。多くの施工実績・土石流捕捉実績を持つ鋼製スリットダムB型をバージョンアップさせた鋼製透過型砂防堰堤「鋼製スリットダムAB型」を展示。近年の激甚化災害に対応し、土石流越流時の巨礫の衝突に対する耐力と安全性を向上を実現させている。
ジェコス
老朽化中小橋梁の架け替えニーズに対応した新商品「H形鋼橋梁GHB」を出展。主桁と横桁に大型圧延H形鋼を採用したシンプルな構造を特徴とし、一般的なPC橋に比べて既設下部工への負担軽減や耐震性に優れる。点検・調査から補修・架け替えに至る総合的なメンテナンスサービスの提供を目指す。10月に導入をリリースしたバイブロ併用圧入杭打機「LRB 16」も展示。伸縮型リーダーを用いた油圧式圧入と高周波油圧可変式バイブロを併用し、打設時間の大幅短縮を実現させている。高い機動性、セメントミルクの注入が不要で環境に配慮した施工が可能な点も特徴。
西尾レントオール
昨年12月に導入した電動ミニバックホウ(電池式)、「TB20e」、100%EV軽トラック「ELEMO-K」など、カーボンニュートラルに対応した電動式の建機、車輛などを出展。フルカラーのLEDを搭載した路面点滅誘導灯「ミチテラ」、遠隔操作型フルカラーLED情報パネル「LIP-3S」の実機も展示。
ヒロセグループ
ヒロセ、ヒロセホールディング、ヒロセ補強土、成幸利根の4社合同で出展。地下工事の工期短縮、流域治水対策、橋梁災害、構造物メンテナンスの4つの課題領域への提案をコンセプトにグループ各社の最新技術、商品を展示。災害時に応急組立橋に比べて迅速に仮設できる緊急仮設橋として開発された空気膜構造橋梁「PS-Brige」、構造物洗浄の効率化に貢献する革新的洗浄技術となる「ウルトラファインバブル(UFB)洗浄装置(UFB-20)」、仮桟橋の導杭工程の省略による工期短縮を可能とする導杭レス工法「HiDoレス工法」などを紹介。
イマギイレ
2日目(10月7日)は、専門部会の最新の活動成果の報告が石川県立音楽堂、ANAクラウンプラザホテル金沢、金沢市アートホールの各会場で行われた。建築、土木、安全衛生教育、低層住宅、ICT、メンタルヘルス、コスモスの7部会による研究発表数は合計52プログラム。ゼネコン本店・支店の安全衛生管理活動、仮設レンタル企業やハウスメーカーによる安全管理の先駆的な取り組みなどが発表された。
アールアンドアール
新規導入商品の強アルカリ電解水「e-WASH」を出展。e-WASHを拡散噴霧してヘルメットを洗浄する「ヘルメットクリーン」とコンプレッサーを搭載した専用架台も実機展示。独自の電解技術で生成した除菌効果を持つ安全・安心な洗浄水をヘルメット内部に噴射し、約3〜5秒で除菌・消臭・洗浄できる。
エムオーテック
法面の落石から道路交通の安全を守る仮設の防護柵「パネル式防護柵」、軽量で転倒に強い仮設ガードレール「ミニガードシステム」、回転圧入集鋼管杭「NSエコパイル工法」を出展。パネル式防護柵は、従来工法のH鋼支柱に取り付けられた壁材(鋼矢板)をパネルに進化させ、簡便な設置・撤去やメンテナンスを実現。ミニガードシステムは、曲線部での構成が可能。「NSエコパイル工法」は、螺旋状の構造特性により、高支持力・高耐久性と低騒音・低振動での短工期施工を達成させている。