|特集|
第4回 建設・測量生産性向上展(COSPI-EXPO)が開催
過去最大規模の出展社325社、展示ブース1.800ブース、32,000㎡(サッカーコート4.5個分)で、幕張メッセに於いて5月25日(水)~27日(金)に開催されました。
経済産業省と国土交通省、そして今回より環境省・デジタル庁が後援に加わり、次世代の建設現場を担う最先端技術の重機、アタッチメント、測量機器、ソフトウェアなどが集結しました。
イベントブースの様子
日立建機
超大型油圧ショベルEX2500-6を直線距離約870kmという長距離から遠隔操縦する映像/デモンストレーションをはじめとし、BIM/CIM対応、ミニショベルZX30U-5Bを使った小規模ICT施工などを出展。
コマツ
「デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション」を標榜するコマツは、小規模現場でも手軽に導入できるICT施工のための高精度な3次元計測アプリ”Smart Construction Quick3D”を体感できるコーナーや、“Smart Construction VR”など開発中の新たなソリューションなどを展示。
ヤンマー建機
マシンコントロール機能を搭載した後方超小旋回ミニショベル「ViO30-6ブレード3DMC」は、4tスライダートラックに積載して輸送でき、狭小な現場での効率的な整地作業に強みを発揮する。本機をはじめ、現場をサポートする建設機械の実機を展示。
アクティオ
運搬する機器のサイズや現場通路状況に合わせ、XYZの3方向に自由に伸縮する機能を持つ搬送ロボット「ECoCa(エコカ)」、太陽光パネルと蓄電システムを搭載したユニットハウス「オフグリッドハウス」、クローラー型台車「アクロスAKT-600」、ホコリ飛散間仕切りシート「マジックシャッター」、24時間レンタル機械の注文・返却などが手配できる「Web注文サービス」などを展示。
カナモト、ユナイト、ソーキ
カナモトアライアンスグループ3社による共同出展。
カナモトは、法面成形、掘削、整地作業の3Dマシンガイダンス「GradeMetrix」、改良区割り・改良体の位置データ作成、リアルタイムでの施工地盤改良状況の把握、そしてデータ統合処理が一括管理できる「ICTマシンガイダンス地盤改良システム」。
ユナイトは、切削廃材を可視化、事故や道路劣化の原因となる過積載を防止する「切削材積込管理システム」、油圧ショベル・ローラの追突防止補助装置「U-stoppen」。
ソーキは、次世代型GNSSを用いた厚さ制御マシンコントロール対応の「MMNav」を出展。
西尾レントオール
スマホで測量対象物をスキャンするだけで、誰でも手軽に高精度3次元測量を実現したアプリ「OPTiM Geo Scan」。1回充電で8時間連続稼働可能・CO2を最大排出量61%削減・静音・低振動・低排熱の小型電動バックホウ「TB20e」などを展示。
キャタピラー
i-Construction対応の3Dマシンガイダンス、正確な荷の計測をする「Catペイロード」など、マシンに装備することで生産性向上を実現する「Catテクノロジ」、テクノロジを標準搭載した20トンクラスの次世代油圧ショベル「Cat320」、国土交通省が推進するi-Constructionに対応するブルドーザ用3次元マシンコントロール「Catグレード3D」の搭載が選択可能な次世代ブルドーザ「D5」などを出展。
クボタ
クボタ建機ジャパンと共同出展。専用ソフト「K-OBD‐CE」をパソコンと連携させることで運行管理、メンテナンス情報、修理サポートが可能な多機能デジタルメータを搭載するICT対応ミニバックホーなどを実機展示。小型小旋回タイプ「U series」、後方小旋回タイプ 「RX series」超小旋回タイプ 「K series」など、多様な施工現場・フィールドに応じた建機を紹介。
コベルコ建機
重機の遠隔操作システムと操縦履歴・遠隔重機データを活用し、建設現場のDXを可能とする遠隔操作技術「K-DRIVE CONCEPT」、マウスクリックなど簡単操作で 施工計画を実現し、必要な情報をツール内で提供できるシミュレーションソフト「K-D2 Planner」、3Dデータで可視化した地中探査データから掘削バリアデータを作成し、同データをICTバックホウ用データのLandXmlに変換した上でICTバックホウにインポートしてICT床掘りを行う「地中探査ソリューションパッケージ」などを展示。バケット掘削・ブーム角度に加えてバケットの「チルト角度」を油圧制御する機能も備えた「3Dチルトマシンコントロール」、360度・半径5m範囲の人をAIによる画像認識で検知できる「OmniEye 半天球AIカメラ・人検知停止システム」も出展。
住友建機
「次世代の建設機械と現場支援システム」をテーマに掲げ、建設現場の課題解決をサポートするシステムとICT施工に適応した標準機「SH200/SH350HD」、後方超小旋回機「SH135X/SH235X」などのICT施工対応マシンを紹介。半自動によるショベル制御などによって整地作業の効率化を可能とする3Dシステム「アースワークス」に焦点を当て、3DMC(3Dマシンコントロール)システムを搭載したICT対応ショベル「SH200-7」や作業時のオペレーターの安全作業をサポートするお知らせ機能付き周囲監視装置「FVM2」のライブアトラクション(屋外展示場)も実施。
北越工業
安全支援装置付き垂直昇降式高所作業車の「ENCLシリーズ」(垂直昇降型クローラ式高所作業車)、「ENTLシリーズ」(垂直昇降型ホイール式高所作業車)、インバータ内蔵発電機「V-Pump」シリーズなどを紹介。高所作業車は、レーザーとAIカメラの組み合わせることで超音波センサでは検知できない小さな衝突物の検知を可能としている天井障害物検知装置、超音波センサを備えた段差検知装置の搭載が可能。安全支援装置付の「ENCLシリーズ」の実機を展示。
レンタルのニッケン
安「レンタルで循環型社会に貢献」をテーマに、DX・CIM・環境、防災・減災、技術開発の各分野にまたがる多様な取り組みを紹介。次世代型高所作業車のシリーズ(建トゥンシリーズ)における作業床最大高6m級のラインナップとなる「次世代高所作業車UX 6m 建トゥン」、バキュームリフトと真空ユニットを装備し、外周養生フロアの最小限化や床へのカーテンウォールの平置き作業の軽減化を可能としたカーテンウォール取付マシン「カーテンウォーカーV」の実機などを展示。