|Material statistics| 資料統計

国交省/2021年12月建築着工統計調査を公表

国土交通省総合政策局建設経済統計調査室は1月31日、2021年12月分の建築着工統計調査の結果を公表した。
12月の新設住宅着工は、持家は減少したが、貸家及び分譲住宅が増加したため、全体で前年同月比4.2%の増加となった。また、季節調整済年率換算値では前月比1.5%の減少となった。

  1. 総戸数
    ○新設住宅着工戸数は 68,393 戸。
    ・前年同月比 4.2%増、10か月連続の増加。
    ○新設住宅着工床面積は 5,702千㎡。
    ・前年同月比 5.9%増、9か月連続の増加。
    ○季節調整済年率換算値では 838千戸。
    ・前月比 1.5%減、2か月連続の減少。
  2. 利用関係別戸数
    ①持家
    ○持家は 22,731戸(前年同月比 0.4%減、14か月ぶりの減少)
    ・民間資金による持家は 20,701戸(同 1.0%増、14か月連続の増加)
    ・公的資金による持家は 2,030戸(同 12.4%減、2か月連続の減少)
    民間資金による持家は増加したが、公的資金による持家が減少したため、持家全体で減少となった。
    ②貸家
    ○貸家は 25,222戸(前年同月比 3.3%増、10か月連続の増加)
    ・民間資金による貸家は 23,415戸(同 5.7%増、11か月連続の増加)
    ・公的資金による貸家は 1,807戸(同 20.6%減、2か月連続の減少)
    公的資金による貸家は減少したが、民間資金による貸家が増加したため、貸家全体で増加となった。
    ③分譲住宅
    ○分譲住宅は 19,927戸(前年同月比 13.1%増、3か月連続の増加)
    ・マンションは 7,091戸(同 15.3%増、2か月連続の増加)
    ・一戸建住宅は 12,723戸(同 12.4%増、8か月連続の増加)
    マンションが増加し、一戸建住宅も増加したため、分譲住宅全体で増加となった。
  3. 地域別戸数
    ○首都圏 総戸数(前年同月比 12.0%増)
    持家(同 3.4%増)、貸家(同 10.5%増)、
    分譲住宅(同 21.9%増)
    うちマンション(同 25.1%増)、うち一戸建住宅(同 21.2%増)
    ○中部圏 総戸数(前年同月比 4.0%増)
    持家(同 0.3%減)、貸家(同 0.0%減)、
    分譲住宅(同 20.1%増)
    うちマンション(同 24.8%増)、うち一戸建住宅(同 19.0%増)
    ○近畿圏 総戸数(前年同月比 2.4%減)
    持家(同 2.4%減)、貸家(同 1.6%増),
    分譲住宅(同 5.6%減)
    うちマンション(同 7.7%減)、うち一戸建住宅(同 4.2%減)
    ○その他地域 総戸数(前年同月比 0.5%増)
    持家(同 1.5%減)、貸家(同 2.1%減)、
    分譲住宅(同 10.3%増)
    うちマンション(同 16.8%増)、うち一戸建住宅(同 8.2%増)
  4. その他
    ○建築工法別
    ・プレハブは、9,466戸(前年同月比 5.8%増、8か月連続の増加)
    ・ツーバイフォーは、7,816戸(前年同月比 3.3%増、先月の減少から再びの増加)
新設住宅着工数