|Material statistics| 資料統計

国交省/2021年11月建築着工統計調査を公表

国土交通省総合政策局建設経済統計調査室は12月24日、2021年11月分の建築着工統計調査の結果を公表した。
11月の新設住宅着工は,持家,貸家及び分譲住宅が増加したため,全体で前年同月比3.7%の増加となった。また,季節調整済年率換算値では前月比4.9%の減少となった。

  1. 総戸数
    〇新設住宅着工戸数は73,414戸。
    前年同月比3.7%増,9か月連続の増加。
    〇新設住宅着工床面積は6,143千㎡。
    前年同月比6.8%増,8か月連続の増加。
    〇季節調整済年率換算値では848千戸。
    前月比4.9%減,先月の増加から再びの減少。
  2. 利用関係別戸数
    ①持家
    ○持家は25,329戸(前年同月比5.5%増,13か月連続の増加)
    ・民間資金による持家は23,027戸(同6.6%増,13か月連続の増加)
    ・公的資金による持家は2,302戸(同4.5%減,7か月ぶりの減少)
    公的資金による持家は減少したが,民間資金による持家が増加したため,持家全体で増加となった。
    ②貸家
    ○貸家は26,819戸(前年同月比1.4%増,9か月連続の増加)
    ・民間資金による貸家は25,010戸(同2.4%増,10か月連続の増加)
    ・公的資金による貸家は1,809戸(同10.7%減,4か月ぶりの減少)
    公的資金による貸家は減少したが,民間資金による貸家が増加したため,貸家全体で増加となった。③分譲住宅
    ○分譲住宅は20,813戸(前年同月比6.5%増,2か月連続の増加)
    ・マンションは8,239戸(同2.4%増,4か月ぶりの増加)
    ・一戸建住宅は12,509戸(同10.0%増,7か月連続の増加)
    マンションが増加し,一戸建住宅も増加したため,分譲住宅全体で増加となった。
  3. 地域別戸数
    ○首都圏総戸数(前年同月比1.7%減)
    持家(同3.1%増),貸家(同5.2%減),
    分譲住宅(同0.0%減)
    うちマンション(同10.3%減),うち一戸建住宅(同8.3%増)
    ○中部圏総戸数(前年同月比5.6%増)
    持家(同12.3%増),貸家(同2.7%減),
    分譲住宅(同16.6%増)
    うちマンション(同4.5%増),うち一戸建住宅(同20.5%増)
    ○近畿圏総戸数(前年同月比5.4%減)
    持家(同3.1%増),貸家(同11.5%増),
    分譲住宅(同24.9%減)
    うちマンション(同40.5%減),うち一戸建住宅(同1.3%減)
  4. その他
    ○建築工法別
    ・プレハブは,10,114戸(前年同月比4.7%増,7か月連続の増加)
    ・ツーバイフォーは,8,526戸(前年同月比0.4%減,8か月ぶりの減少)
新設住宅着工数