|News| ニュース
住友建機・クボタ OEM供給に関する具体的な検討を開始
住友建機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:数見保暢)と、株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一)は、建設機械のOEM供給に関する具体的な検討を開始した。
1.背景と狙い
- 世界各国では、人口増加に伴う住宅需要の拡大、インフラ投資や都市開発に伴う工事の増加が見込まれていることに加え、建設工事における人手不足が深刻化していることから、効率化や省人化に向けて、建設機械の旺盛な需要が見込まれる。
- 住友建機は幅広い土木工事や林業などにも使用される中・大型の建設機械、クボタは市街地の建設工事などに使用される小型の建設機械に特化し、製品の開発・生産・販売を行っている。両社ともそれぞれの製品における、省燃費・高い操作性などを実現するための技術開発力やICTを活用したソリューションが強みである。
- その一方で、工事現場などでは、多様なサイズの建設機械が求められるが、現状の製品ラインアップではユーザーのニーズに応えきれていないという問題を両社が抱えており、製品ラインアップの拡充が重要な経営課題の一つだ。
- そのため、住友建機とクボタはユーザーのニーズに応えるため、両社の強みを更に活かすべく、OEM供給の具体的な検討を開始した。
2.具体的な検討の内容
- 住友建機は、海外向けにクボタの小型機種の供給を受けることを検討。
- クボタは、市街地の工事現場で使用されることが多く、海外でのユーザーのニーズが高い、14t油圧ショベルを住友建機から供給を受けることを検討。
3.会社概要
会社名 | 株式会社クボタ | 住友建機株式会社 |
---|---|---|
代表者 | 代表取締役社長 北尾 裕一 |
代表取締役社長 数見 保暢 |
本社所在地 | 大阪市浪速区 | 東京都品川区 |
創業 | 1890年 | 1963年 |
連結売上高 | 26,788億円(グループ全体) 5,065億円(建設機械事業) (2022年12月期) |
3,414億円(住友重機械工業(株) ロジスティックス&コンストラクションセグメント) 2,107億円(住友建機グループ) (2021年3月期※) |
連結従業員数 (2022年12月31日現在) |
50,352人 | 2,803人 |
※住友建機株式会社の連結売上高は、2022年度に決算期の変更(4月~3月→1月~12月決算)を行ったため、2021年度を表示