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アクティオ、「発電機用可搬式ジャッキ装置」 積み降ろしサービス開始
総合建設機械レンタルの株式会社アクティオ(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長兼COO 小沼直人)は、狭い建設現場や低い天井の屋内でも大型発電機の設置が可能なアクティオオリジナル「発電機用可搬式ジャッキ装置」を使用した、有償の積み降ろしサービスを2023年10月末から開始する。
これまで大型発電機を現場に設置する場合、ラフタークレーン※1(50t~80t
程度の使用頻度が高い)を使い揚重※2作業を行っていたが、狭い場所や低い天井の屋内へは設置が出来なかった。また、ラフタークレーンの特車申請※3
に時間がかかり、すぐに申請許可が下りないなど、緊急を要する案件に対応出来ないという事象も発生していた。
今回の「発電機用可搬式ジャッキ装置」は、スペースの限られた現場や低い天井の屋内に、大型発電機を素早く設置できるアクティオオリジナルの製品として開発しました。発電機の4つ角にアタッチメントを取り付け、ジャッキ装置に固定、トラックの荷台より直接アウトリガーを張り出し、油圧ユニットから油圧ホースをジャッキ装置に接続してジャッキの昇降を行なう自揚可能な構造である。最大で
1,100kVAの発電機を降ろすことが可能になった。
※1 ラフタークレーン:ラフテレーンクレーンとも呼ばれるクレーン車の一種。トラッククレーンよりもコンパクトで小回りが利き、一つのエンジンでブームと車両を駆動するため、運転席を変えることなく作業が可能
※2 揚重:資材や重量物をクレーンやフォークリフトなどの機械を使って持ち上げる作業のこと
※3 特車申請:特殊車両通行許可申請のこと
「発電機用可搬式ジャッキ装置」の特長
- トラックで大型発電機を降ろしたい場所まで移動可能
- ラフタークレーンが操作できない狭い空間や低い天井といった狭小スペースでも設置が可能
- 「特殊車両通行許可」が必要なラフタークレーンを使用しないため、緊急な対応も可能
- 1,100kVA 以下の発電機を降ろすことが可能
「発電機用可搬式ジャッキ装置」設置の様子
スペック
ジャッキ伸長能力 | 5,000kg×4基 |
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ジャッキ伸縮ストローク | 1,400mm |
ジャッキ伸長速度(※無負荷60Hz時) | 上昇 500mm/minmm/min 下降1,000 |
ジャッキスライドストローク | 455mm(片側) |
ジャッキスライド | 手動引出し・格納式 |
ジャッキスライド時最大張出幅 | 3,680mm(ジャッキ中心間距離) |
電動油圧ユニット(kw) | 電動モータ出力:1.5×2基、ギアポンプ |
電源仕様 | 3φ200V(50/60Hz) |
操作装置 | 有線式操作スイッチ |
質量 | 670kg×2セット |
安全装置 | 油圧シリンダロック装置、油圧安全弁、サーマルリレー、漏電ブレーカー |