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第15期技術出展技術発表会(12回)を開催
国交省関東地整関東技術事務所
国土交通省関東地方整備局関東技術事務所(所長:川俣裕行)が主催する第15期建設技術展示館「第12回出展技術発表会」が千葉県松戸市の建設技術展示館(関東技術事務所構内)で10月19〜20日に開かれた。発表会は現地開催とオンライン配信のハイブリッド方式で実施。同展示館の第15期技術展示に出展されている計13技術の発表が2日間にかけて行われた。技術発表は出展企業各社が自ら実施。初日(19日)は「Society5.0を実現する新技術」計5技術、2日目は「防災・減災・国土強靭化、インフラ長寿命化技術」計8技術がそれぞれ発表された。
開催初日の主催者挨拶で川俣裕行関東技術事務所長は「受発注者のインフラ分野でのDX推進を目的とした関東DX・i-Construction人材育成センターを関東技術事務所に昨年度設置。人材育成を図るための研修・講習を進めている」と、関東地整のDX推進施策に言及。さらに、「来年5月下旬に第16期技術展示へリニューアルする。今期に続く防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術のほか、インフラ分野のDX技術、インフラ分野の脱炭素化・GX(グリーントランスフォーメーション)技術の計3テーマで展示を行う」と述べ、最新技術の普及促進に向けた取組みを積極的に発信していく考えを示した。 発表会には現地開催とオンライン配信を合わせて延べ約300人が参加。2日目には出展技術発表のほか、関東地方整備局によるインフラDX推進の取組みに関する講演も行われ、建設産業の最新技術動向を参加者が様々な視点から展望した。
出展発表技術
【Society5.0を実現する新技術】(1日目・10月19日)
「竹中土木のICT技術〜盛土材料品質管理システム〜」(竹中土木)、▽「AI技術を用いた石礫の自動判読技術〜AI礫判読システム「グラッチェ」〜」(オリエンタルコンサルタンツ)▽「N-PNext Ver.2〜ICT、IoTで舗装現場をつなぐ〜」(NIPPO)▽「CDM工法〜ICT活用技術と国土強靭化への取り組み〜」(CDM研究会)▽「BIM/CIM全面適用への対応と3次元データの活用〜3次元データを身近に〜」(福井コンピュータ)
【防災・減災・国土強靭化、インフラ長寿命化技術】(2日目・10月20日)
「半たわみ性舗装用高強度超速硬プレミックス材『ダイヤツイン高強度』〜耐凍害性・耐荷重性・養生時間を大幅に向上させた半たわみ性舗装用セメントミルク〜」(東京舗装工業)▽「支柱埋設部腐食診断装置 COLOPATスキャン〜鋼製支柱の埋設部の腐食状態をスクリーニング〜」(東京理学検査)▽「土を固めるセメント系固化材〜安全・安心な社会を構築するために〜」(一般社団法人セメント協会)▽「三菱電機点検サポートサービスIns Buddy〜設備点検業務のDXを推進し、業務効率化、点検品質向上に貢献〜」(三菱電機)▽「ステンレス製透水性ふた Tosk Remake Cover〜ゴミは防ぎ雨水だけ通す次世代の側溝・集水ますふた〜」(ダイドレ)▽「Nukote(ニューコート)ポリウレアライニングシステム〜工期短縮、耐久性向上を可能にした超速乾性ポリウレア樹脂による吹付け工法〜」(金森藤平商事)▽「診断対応型 多数アンカー式補強土壁工法〜NDパネル〜」(岡三リビック)▽「地震・津波リスクのみえる化技術〜大地震に伴う津波被害から海岸線を守る〜」(東洋建設)