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建機工/ 建設機械需要予測(2021 年度下期と 2022 年度上下期)を公表
(一社)日本建設機械工業会(会長:数見保暢氏)は2月24日、2021年、2022年の建設機械需要予測を発表した。これは毎年度2月、8月に公表されるもので、今回で61回目。
調査対象は、建機工正会員である建設機械メーカ62社。2021 年度下期と 2022 年度上下期の3 期に関して、建設機械を9
機種に区分し、国内出荷金額及び輸出金額をアンケート方式により予測調査をしたもの。
1 概況
○2021 年度は前年度の新型コロナウイルス感染拡大影響による需要減から大きく回復。
輸出が大きく牽引し、2021 年度通年の出荷金額は 2 兆 4,404 億円(前年度比 26%増)と見込まれる。
○2022 年度は国内微増、輸出も堅調に推移し、全体では2 年連続の増加と予測。
主力の油圧ショベルを中心に続伸し、2022 年度通年の出荷金額は、これまでピークの2018 年度の金額
を超える2 兆5,632 億円(前年度比5%増)と予測される。
2 国内・輸出別
(1)国内
〇2021 年度通年では、前年度の新型コロナウイルス感染拡大影響による需要減から回復と予測。
・上期は、トラクタが前年同期比11%増加するなど5 機種が増加し、3,950 億円(前年同期比横這い)となった。
・下期は、安定した公共投資に支えられ、6 機種が増加し、4,749 億円(前年同期比 2%増)と見込まれる。
・この結果、2021 年度通年では、8,699 億円(前年度比1%増)となり、2 年ぶりに増加すると見込まれる。(前回昨年8 月時の予測(103%)と比較して、2 ポイント下方修正となった。)
○2022 年度通年では、安定した公共投資が継続、民間設備投資の回復から、微増と予測。
・上期は、7機種が増加もしくは横這いとなり、4,018 億円(前年同期比2%増)と予測される。
・下期も、7機種が増加もしくは横這いとなり4,814 億円(前年同期比1%増)と予測される。
・この結果、2022 年度通年では 8,832 億円(前年度比 2%増)となり、2 年連続の増加と予測される。
(前回昨年8 月時の予測(101%)と比較して、1 ポイント上方修正となった。)
(2)輸出
○2021 年度は、国内と同様に新型コロナウイルス感染拡大影響による需要減から回復と予測。
・上期は、主力機種である油圧ショベルが前年同期比83%増加するなど7機種が増加し、7,825 億円(前年同期比77%増)となった。
・下期は、建設用クレーンも前年同期比50%増加するなど8機種で増加し、7,879 億円(前年同期比24%増)と見込まれる。
・この結果、2021 年度通年では、1 兆5,704 億円(前年度比46%増)となり、3 年ぶりに増加すると見込まれる。(前回昨年8 月時の予測(124%)と比較して、22
ポイント上方修正となりました。)
○2022 年度も、3 大輸出先(北米、欧州、アジア)を中心にさらに増加すると予測。
・上期は、7機種が増加もしくは横這いとなり、8,581 億円(前年同期比 10%増)と予測。
・下期も、7機種が増加もしくは横這いとなり、8,219 億円(前年同期比 4%増)と予測。
・この結果、2022 年度通年では、1 兆6,800 億円(前年度比7%増)となり、2 年連続の増加と予測される。(前回昨年8 月時の予測(105%)と比較して、2 ポイント上方修正となった。)
【需要予測結果の概要】
注 補給部品は含みません。