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日立建機、中型油圧ショベルZX225USR-7とZX225US-7を発売

株式会社アクティオ(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長兼 日立建機株式会社(執行役社長:平野 耕太郎)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)」2014年基準に適合した新型油圧ショベルZAXIS-7シリーズとして、20tクラスの後方小旋回型油圧ショベルZX225USR-7(標準バケット容量0.8m3、運転質量23.9t)と後方超小旋回型油圧ショベルZX225US-7(標準バケット容量0.8m3、運転質量24.2t)を、日本国内向けに2022年7月1日から発売する。
販売目標は、2機種合計で年間900台を見込んでいる。
両機種は最新油圧システム「TRIAS Ⅲ(トライアス スリー)」を搭載し、作業負荷やオペレータの操作量に応じて最適な油圧制御を行うことで、高い操作性を実現。居住空間を拡大した新しい設計の運転席(キャブ)を採用し、ロックレバーやマルチモニター、各種スイッチなどのレイアウトを改善することで、オペレータの居住性と操作性を高めている。また、キャブ内のモニターで機体周辺の俯瞰映像を確認できる周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE(エアリアル アングル)」を標準搭載し、安全性の向上を図っている。

後方小旋回型油圧ショベルZX225USR-7
後方小旋回型油圧ショベルZX225USR-7
後方超小旋回型油圧ショベルZX225US-7
後方超小旋回型油圧ショベルZX225US-7

主な特長

  1. 最新の油圧システムで高い操作性を実現
    ・ZAXIS-6シリーズより改良を加えた最新の油圧システム「TRIAS Ⅲ」を搭載することで、作業負荷の状況とレバー操作量に応じて3つのポンプの流量をそれぞれ最適に制御。油圧バルブのスプール特性のチューニングにより、フロントの動作を繊細かつ機敏に動かすことが可能。
  2. 安全性向上
    ・周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE」を標準搭載
    機体の全周囲の俯瞰映像や機体後方カメラの映像などを、キャブ内のモニターに表示。作業内容やオペレータの好みに応じて4パターンの切替えが可能となっている。また、操作開始前に検知エリアに侵入した人や物などの物体を認識し、警報ブザーとともに、モニター上に警告マークを表示してオペレータに注意喚起する。 ・機体と障害物の接触被害低減に寄与する運転支援システム「AERIAL ANGLE STEPⅣ(ステップフォー)」をオプション搭載
    ・機体周辺で検知した物体の位置や機体の動作状況に応じて、警報ブザーの発報、始動抑止、動力低減による機体の減速、最終的には停止制御する機能をZAXIS-7シリーズのオプションとして新たに設定。動作制限機能を強化することで、機体との接触事故低減に寄与する。
  3. 生産性向上
    ・尿素水タンクの大型化で、給水頻度を低減
    尿素水タンクの形状を変更し、タンクの容量を従来機の16Lから27Lへ大型化。これまで燃料の給油1回のたびに1度実施していた尿素水の給水を2回に1度となり、作業頻度を低減。 ・施工現場や工種に沿った幅広いラインアップのモデルを用意
    標準仕様機の他、ロングクローラー仕様機(ZX225USRLC-7、ZX225USLC-7)、解体現場に必要な装備と、専用キャブを採用した解体仕様機(ZX225USRK-7、ZX225USRLCK-7)を用意。施工現場や工種に適した仕様の選択肢を増やし、生産性の向上に貢献。
    ・2D/3Dマシマシンガイダンス機能をオプション対応
    工事規模や種類を考慮し、2Dまたは3Dマシンガイダンス機能をオプション設定。キャブ内のモニター上に目標施工面とバケット先端の位置関係を表示することで、オペレータをナビゲートし、安定した施工品質を実現。
    ・荷重判定装置「ペイロードチェッカー」をオプション搭載
    積込作業をしながら、ダンプトラックに積み込んだ荷重を把握することで、過積載や過少積載を未然に防ぐことができる。作業工数および積載量を最適化し、生産性向上に貢献。
  4. ライフサイクルコスト低減
    現場に応じて切り替え可能な4つの作業モード(HP、PWR、ECO、スーパーECO)を採用しており、各油圧システムによる油圧ロス低減を実現し、ライフサイクルコストの低減に貢献。両機種は、従来機のPWRモードと比較して、PWRモードで10%、ECOモードで20%、スーパーECOモードでは31%の燃費低減。
    ・遠隔から機械の状態診断とソフトウエア更新を行うサービスソリューション「ConSite Air」を適用
    OTA(Over The Air/無線経由)を活用した「ConSite Air(コンサイト エアー)」により、遠隔で油圧ショベルのエラーコード表示やセンサーデータなどの機械状態を確認することができる。確認情報から一次判定を実施した判定結果に基づき、機械の復旧の効率化やオペレータへの支援につなげることが可能。また、遠隔からコントローラと通信端末のソフトウエアを更新もできるため、更新作業の効率が大幅に向上。これまでサービス員が現場に出向いて、1台ずつ対応していた機械の状態診断とソフトウエアの更新作業を、従来と比較し短時間で実施することができる。

主な仕様

主な仕様