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日立建機、中型油圧ショベルZAXIS-7 シリーズ4 機種を発売

日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2 0 1 4 年基準に適合した新型油圧ショベル ZAXIS-7 シリーズとして、中型油圧ショベル ZX120-7(標準バケット容量 0.52m3、運転質量 12.9 t)、ZX135US-7(標準バケット容量 0.52m3 、運転質量 14.1t)、ZX200-7(標準バケット容量0.8m3、運転質量20.5t)とZX330-7(標準バケット容量1.4m3、運転質量32.8t)の 4 機種を、日本国内向けに 2022 年 4 月 1 日の発売を発表した。
販売目標は、ZX120-7 、ZX135US-7 の2 機種合計で年間2,300 台、ZX200-7 とZX330-7 の2 機種合計で年間1,500 台を見込んでいる。

■主な特長
各クラスに合った最新の油圧システムで高い操作性と燃費低減を両立

【ZX120-7 、ZX135US-7】
新規のカット弁を採用した油圧システム「HIOS‐V(ハイオス ファイブ)」を搭載することで、ハーフレバー操作時にタンクに戻していた余分な圧油を大幅に低減し、ポンプはアクチュエータに必要な圧油のみを出すことができる。複合操作や重作業時の操作性を維持しつつ、油圧の効率化向上と、燃費低減を実現。

【ZX200-7、ZX330-7】
従来機 ZAXIS-6 シリーズより改良を加えた最新の油圧システム「TRIAS Ⅲ」を搭載することで、作業負荷の状況とレバー操作量に応じて 3 つのポンプそれぞれの流量を最適に制御し、フロントの動作を左右する油圧バルブのスプール特性のさらなるチューニングにより、繊細かつ機敏に動かすことができます。また、微操作時や軽負荷の油圧ロスを低減することで、作業量は従来機と同等のまま、大幅な燃費低減を実現。

【ZX120-7 ZX135US-7】
従来機の PWR モードと比較して、PWR モードで 6%、ECO モードで 16%、スーパーECOモードでは 23%の燃費低減を実現。さらに尿素水不要のエンジン採用により、尿素水の管理や補充の手間を省くことができる。【ZX200-7 ZX330-7】
従来機の PWR モードと比較して、PWR モードで 10%(ZX330-7 は 8%)、ECO モードで 20%(ZX330-7 は 16%)、スーパーECO モードでは 31%(ZX330-7 は 29%)の燃費低減を実現。

各機種に、遠隔から機械の状態診断とソフトウエア更新を行うサービスソリューション「ConSite® Air」を適用。
OTA(Over The Air/無線経由)を活用した「ConSite® Air(コンサイト エアー)」により、遠隔で油圧ショベルのエラーコード表示やセンサーデータなどの機械状態を確認することができ、その情報から一次判定を行い、その判定結果に基づき、機械の復旧の効率化やオペレータへの支援につなげることが可能になる。また、遠隔からコントローラと通信端末のソフトウエアを更新することで、更新作業の効率を大幅にも向上。これまでサービス員が現場に出向いて、1 台ずつ対応していた機械の状態診断とソフトウエアの更新作業が従来と比較し短時間で実施することができる。

主な仕様
中型ショベルZX200-7
中型ショベルZX200-7
中型ショベルZX135US-7
中型ショベルZX135US-7