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前年度上半期比16%増の1.5兆円超
建機工/22年度上半期建設機械出荷金額統計
日本建設機械工業会(本田博人会長)は、2022年度上半期(4月〜9月)の建設機械出荷金額統計を1日公表した。上半期建設機械出荷金額の総計は対前年同期16.3%増の1兆5,697億7,200万円。国内は同5.2%増の4,820億800万円、輸出は同22.0%増の1兆877億6,400万円と国内、輸出のいずれも増加した。
機種別にみると、国内、輸出、合計のいずれも出荷金額が増加となっているのは、調査対象の9機種および補給部品のうち、トラクタ、油圧ショベル、建設用クレーン、油圧ブレーカ圧砕機、その他建設機械の5機種と補給部品。トラクタは合計が15.0%増の1,727億6,300万円で、国内は0.3%増の476億4,600万と微増だったが、輸出は21.7%増の1,251億1,700万円と大幅の増。調査対象機種中出荷額が最も大きく総計の約35%を占める油圧ショベルは14.8%増の5607億800万円で、国内が0.2%増の1372億8,300万円、輸出が20.5%増の4,234億2,500万円となった。
建設用クレーンは25.3%増の1,287億8,000万円。国内は22.7%増の911億7,900万円、輸出は32.2%増の376億100万円。合計、国内、輸出の増は全9機種で最大の伸びとなっている。油圧ブレーカ圧砕機は16.3%増の178億1,300万円で、国内が14.4%増の119億8,900万円、輸出が20.4%増の58億2,400万円。その他建設機械は20.5%増の1,833億3,700万円で、国内が9.6%増の369億7,000万円、輸出が23.6%増の1,463億6,700万円。補給部品は26.6%増の2,181億7,300万円で、国内が6.2%増の671億1,400万円、輸出が38.5%の1,510億5,900万円。輸出の大幅増が合計の増加を牽引した。
このほかの機種の増減をみると、ミニショベル、道路機械は国内のみ減少となっている。ミニショベルは8.7%増の2,148億4,400万円で、国内が5.8%減の388億8,800万円、輸出が12.5%の1,759億5,600万円。道路機械は6.6%増の380億9,200万円で、国内が0.3%減の181億6,600万円、輸出が13.7%増の199億2,600万円。基礎機械は輸出のみ減少した。合計は10.2%増の201億3,900万円で、国内が12.7%増の182億9,200万円、輸出が9.3%減の18億4,700万円。コンクリート機械は国内、合計が減少。合計は9.7%減の151億2,300万円で、国内が10.9%減の144億8,100万円、輸出が26.6%増の6億4,200万円。輸出が大幅増となったものの、出荷額の大半を占める国内の減少が合計減につながった。