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「建設技術展2025関東」i-Construction、インフラDXを推進する技術、工法が一同に!!

「建設技術展2025関東」(日刊建設工業新聞社主催/国土交通省関東地方整備局ほか後援)が、11月19日・20日の2日間、東京・池袋のサンシャインシティテンジホールC・Dで開催された。メインテーマは「ともに創る建設の未来」。200超の企業・団体が出展し、i-Constructionをはじめ、IoT、ロボット、AIなど取り入れた最新技術、工法、製品が展示された。その一部を紹介する。

【西松建設】

山岳掘削作業の遠隔操作による無人化・自動化技術を組み合わせた「TunnelRemOS(トンネルリモス)」と、その訓練シュミレータ(実際のコックピットとVRゴーグル有り)、現場の状況をリアルタイムに、バーチャル空間上に再現する「山岳トンネルデジタルツインプラットフォーム」などを紹介。

  • TunnelRemOS(トンネルリモス)
    遠隔運転コックピット

【大林組】

多工種の自動化施工を紹介。
盛土工事の施工計画から施工・品質管理までを1元管理する「統合施工管理システム」。ダムの総合管理システム「ODICT」は、堤体のケーブルクレーンや、タワークレーンを自律運転する。トンネル掘削統合システム「OTISM/Tunneling」は、穿孔・装薬・ずり出し・吹付けコンクリート・支保工建込み・ロックボルト打設作業を遠隔化・自動化。シールド自動化システム「OGENTS」は、坑内自動測量と、AIを使ったシールドの自動運転を可能としている。

  • ダムの総合管理システム「ODICT」

【エイト日本技術開発】

溝橋、水路、港湾施設などの危険が伴う点検・調査作業に役立つ、ボート型ドローン「Flemolor」を展示。波風のある場所や、狭隘部においても安定した自律航行が可能。
ダム貯水池の堆砂予測、水質管理、水中構造物の維持管理に役立つ自律型無人潜水機「AUV」などを紹介。

  • ボート型ドローン「Flemolor」

【JFEグループ】

省力化・環境対策に貢献する商品に加えて、国土強靭化支援商品を紹介。大雨洪水対策として、堤防補強・河川流量の拡大などのための鋼矢板、鋼製止水壁、土石流・流木・落石・地滑り対策の堰堤や、地震対策、インフラ機能強化・長命化商品を紹介。

  • JFEグループ

【若築建設】

試薬噴霧機構付きCPTビデオコーン貫入試験器『WIT-video-CPT』」の工法・技術を紹介。
ビデオカメラを備えたCPT(コーン貫入試験)に試薬噴霧機構を組み込んだ試験器。地盤の酸性度などを評価し、試薬を使い分けることで、効率的に改良地盤の品質や出来形を可視化することがでるという。

  • WIT-video-CPTのコーンプローブ
    WIT-video-CPTのコーンプローブ