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アクティオの街路樹伐根機「根こそぎ切るソー」2025年グッドデザイン賞受賞記念お披露目会
近年、都市部の街路樹の老朽化による倒木リスクが高まっており、街路樹抜根作業の現場では安全性確保、騒音低減などの環境への配慮が求められている。また、従来はチェーンソーによる伐採、クレーンによる吊り上げ、根の周りを堀り、根を切断するといった作業を繰り返すため、時間を要していた。こうした課題解決のため開発されたのが、2025年グッドデザイン賞受賞の「根こそぎ切るソー」だ。
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アクティオ解体事業部 本間洋次郎氏による実演紹介
「根こそぎ切るソー」は、低騒音かつ街路ブロックを傷めずに施工可能
「根こそぎ切るソー」は、バックホーに円筒形のホールソーを装着し、切り株にかぶせて回転させることで、地中の根を安全かつ効率的に切断。木屑が飛散せず、騒音も少ないため、歩行者や近隣住民に配慮した作業が可能。さらに、掘削面積を最小限に抑えることで、舗装や縁石を傷つけるリスクも大幅に軽減。従来の作業時間を約3分の1に短縮し、1日2~3本であった伐根を1日6~7本を実現するという。
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センター固定ピンを、切り株の中心に固定
伐採は出来るだけ地面近くまで切断するのがポイント
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回転切削、切株と根の切削
太い根回りの場合は、分割切断することも可能
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切株の掘り起し
切断後の切幅により、隙間が残るため掘り起こしが容易に